地域の文化財

2023年05月29日

Posted by kennakasho at 12:10Comments(0)文化財

 桜馬場自治会行事「ぶらり散歩」に初参加した。
皆さん、コンビニへ買い物に行くような普段着での参加で生活圏内をぶらり。

 赤埴所佐衛門勝政(赤穂浪士・赤垣源蔵の叔父)屋敷跡、菅沼曲翠邸宅跡、山元春挙別荘蘆花浅水荘、杉浦重剛旧宅などを訪ねたが、じっくりと時間を頂いたのは膳所焼美術館。
 膳所焼美術館では有名な光悦茶碗、古膳所焼から膳所焼再興の茶器を鑑賞し、散歩の休憩を兼ね、抹茶とお菓子の接待を受けた。和室広間からの茶室と庭園の佇まい、





床には山元春挙の「若鮎」の軸が掛けられていた。
しばし、若鮎の眼を凝視していた。




さくらの実

2023年05月27日

Posted by kennakasho at 11:53Comments(0)花鳥風月
果物の宝石と呼ばれるサクランボはまもなくお目にかかる頃だ。

今日、いつものなぎさ公園を病み上がりで、ウォーキングの足慣らしに歩いていて見つけた桜の実。


以前にサクランボと桜の実は似て非なるもの、ソメイヨシノには実は付かないと聞いた記憶がある。

もう一度調べてみる。
ソメイヨシノはクローン桜なので遺伝子型がどれも一緒のため周りのソメイヨシノの花粉でも受粉できませんので結局のことろ実(さくらんぼ)はできません。

さくらんぼができるはずがないソメイヨシノですが、近くにソメイヨシノ以外の桜の木があった場合、その桜の花粉と受粉してさくらんぼができることがあります。

ヤマザクラなどは遺伝子型がいくつもあるため、野生種のヤマザクラ同士でも遺伝子型が異なれば受精し実をつけます。

来年の桜の時期に桜の木をじっくり観察してみよう



三尾めぐり残像(1)

2023年05月20日

Posted by kennakasho at 07:46Comments(0)俳句
 GW期間の5月2日に訪れた京都市西北郊外の高雄、槇尾、栂尾の三尾めぐりは心安らぎ充足の時間であった。

茶恩鐘 吊りて若葉の 茶会かな(高山寺遺香庵)


金堂の 緑陰失せて 屋根光る


空海も 参道石段 汗したか


登り切り 楼門からの 若葉風







季節はずれ

2023年05月19日

Posted by kennakasho at 12:49Comments(0)俳句
 最近、気候不順を覚えることが多くなった気がするが、今回の暑さはどうなのか?一転、この雨の降り方は梅雨入り宣言を促すものか?
季語思案 急な真夏と 対峙する
梅雨越えて 30度の気温 早すぎる
不意打ちの 暑さに雨に 深呼吸








三尾めぐり(3)

2023年05月06日

Posted by kennakasho at 11:57Comments(0)文化財
 神護寺の長い石段を降りて来て、がくがくする膝を気にしながら清滝川沿いに来た道を300m程引返すと灌頂橋、これを渡ると
西明寺の裏参道とつながる。急な勾配を200m程登ると境内に入る。途中樹木の上に見え隠れする馬4頭が彫刻された石柱が確認できた。(でも、何何)

 
 本堂入り口で拝観受付をして、本尊を間近で拝見して直ぐに
清凉寺嵯峨釈迦堂の本尊と極似していると感じた、以前スタッフとして勤めていた博物館で「釈迦の美術」という展覧会があった際、学芸員の方に”清凉寺式”を教えて貰った事があって、寺の方に言うと「運慶さんの腕が良かった、褒めてもらえて運慶さんも喜ばはる」と、軽ーくジョークを返された。

 同じ時間帯の拝観者でカメラ愛好家らしき方が、撮影会の許諾をお願いされていたが、本堂をはじめとする堂宇が纏まり良く配置され、地形や周辺の樹々との調和も素晴らしいお寺だと感じた。


 後で調べてみると、馬4頭が彫刻された石柱については「アショカ王石柱」と言い、福島県の小松虎吉の作品だと分かった。詳しい事はこのサイトを西明寺のアショカ石塔参考にしていただければ幸いです。