冬至・大晦日・釣瓶落

2022年12月28日

Posted by kennakasho at 21:40Comments(0)俳句
 齢を重ねるほどに時の経つのが早く感じるのは、今日という日を、過去に過ごした日々で割り算しているからだというのを耳にした。
冬至が過ぎて日が長くなって、小寒、大寒を乗り越えればやる気が増すが、大晦日には「人生枯れて来たか!」

冬至過ぎ 明かりが嬉し 日ごと増し


今日の日を 過ぎた日で観る 釣瓶落ち


よわい積む 今日一日の 晦日かな





我、凡人なり

2022年12月12日

Posted by kennakasho at 09:19Comments(0)俳句
 紅葉の季節もほぼ終わりですね、錦模様を愛でたり、紅葉や銀杏の絨毯を愉しんだりした自分が家の前の落ち葉を掃除するときには厄介物にしている、凡人俗人なるかな。

北西の 風に逆らう 竹箒


三度掃き 一歩進む 落ち葉掃除


黄葉道 ふわっと足裏 靴新調





有名人の墓

2022年12月11日

Posted by kennakasho at 12:32Comments(0)文化財ウォーキング

 思いついて秀吉を祀る神社と廟を訪ねてみた。京都駅に着いて「歩いて見よう」。ポルタを上がって不明門通を北へ、下数珠屋町通を東へ、渉成園の塀に沿って河原町通を北へ、ホテルサンマルタンを見て河原町通を渡れば正面通、高瀬川、鴨川の正面橋を渡って突き当たりが豊国神社だ。

参道の右に耳塚がある。
拝殿の前に伏見城の遺構である唐門、そこに秀吉の馬印、千成瓢箪をかたどった絵馬飾りがぶら下がっている。
お参りを終えて今日のお目当て「秀吉さんの墓」へ、京都国立博物館を西から回り込んで東山通に出ると、「おんな坂」と言われている豊国廟参道が目のまえ、京都女子大学のキャンパスを見ながら、しかし目線が下がってくる。
大鳥居をくぐり、社務所、拝殿を通って心して階段を上り始める、息が上がって汗が滲むころ、中門が現れる。中門をくぐって上を見上げると、階段を利用した訓練をしているグループが見えた。「こんにちわ」との挨拶を受けながら、あと半分を何度かつまずきながら頂きの五輪塔にたどり着いた。京都市内や清水寺の眺望が高さを感じさせた。帰りにも訓練を続けていたのは鳥羽高校の生徒と4,50代のランニングクラブの人たちでした。






寒さが苦手になったおやじ

2022年12月10日

Posted by kennakasho at 10:46Comments(0)俳句
 今年も野球部の日程が11月で終えた。例年はチーム、個人の年間成績の発表があり、懇親会という流れの納会が恒例だったが今年もコロナのため中止となった。さらに12月に入って平年並みの寒さが遣って来た。加齢とともに寒さが苦手になった小生は寂しい冬に入る。

行動の 点火が鈍し 朝寒や


窓結露 放射冷却 秋晴れる


霜月の 暦めくりて あと一枚


納会の コロナ中止に 恨み節