居座る続ける本(2)

2014年03月30日

昨今、自助や互助を顧みず、共助、公助をやたら求める風潮を憂う。
「我さえ良くば---」、「元は取らんと---」


居座る続ける本(2)

 わが身不幸にして福うすく、
人われに対して横逆なるも、
浮世のならひかくこそあらめ、と思ひ、
天命を安んじて、うれふべからず。

つねに楽しみて日をおくるべし。
人をうらみ、いかり、身をうれひなげきて、
心をくるしめ、楽しまずして、
はかなく年月を過ぎなん事、おしむべし。

たのしまずして、むなしく過ごしぬれば、
愚かなりと云うべし。

貧しきとて、人にむさぼりもとめ、
不義にして命をおしむべからず。

貝原益軒「養生訓」の一節。


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Posted by kennakasho at 09:38│Comments(0)
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