直虎の龍潭寺

2017年09月30日

Posted by kennakasho at 12:58Comments(0)文化財
 勤めていた会社OB会の一泊旅行(女城主直虎の里を訪ねる)に世話役として参加した。
 一日目のバス車中で、先輩のN氏が今年1月に「”雪辱”真説・井伊直弼」を出版され、直虎から直弼に至る井伊家の取材と研究を積み上げられていたのでその史実を詳しく語って頂いた。

 二日目、「女城主直虎大河ドラマ館」では話題性に乗っかる”おのぼりさん”だなあ、と自嘲しながら、歴史とTVのコラボレーションを楽しんで見学した。次いで、井伊家の菩提寺「龍潭寺」を訪れた。本堂
池泉鑑賞式庭園
 当寺の案内によると、『天平5年(733)に行基菩薩によって開創されたと伝わる。禅宗となったのは室町時代末期、20代直平が帰依された黙宗瑞淵和尚を開山として迎えてからである。後の遠州地方の臨済宗妙心寺派の法源となった。 一万余坪の境内には江戸時代に建立された県指定文化財の本堂、開山堂、総門、庫裏、霊屋などの貴重な建物が立ち並び、国指定名勝、小堀遠州作「龍潭寺庭園」が四季折々の風光と調和しながら、悠久たる「井の国」の歴史と文化と信仰を今日に伝えている。』
 続いて、臨済宗方広寺派の大本山方広寺を訪れる、

山号を深奥山(じんのうざん)と称するとおり、谷あいの奥まった場所にある。当地を治めていた豪族奥山六郎次郎朝藤が所領のうち60町歩の土地と建物を寄進し方広寺が開かれた。井伊直政の実母がこの奥山家の出身とのこと。